yoo bird diary

yooが自由気ままに書くブログです

日本製がなくなっていくことについて

新しい商品を作るにあたって、金具屋さんで、なかなか良い感じの留め具を見つけました。

商品化するために、この金具は定番でずっと作られるかどうかを質問しました。

するとお店の方が、
「じつは、ここからここまでの留め具関係の金具は、工場さんが廃業しましたので、在庫限りなのです。」

「・・・」
私は、またかという思いと、ほかにも色んなことが頭の中をグルグルしましたが、何と言葉を返していいか分かりませんでした。

お店の方の話は続きます。
「みんな、安いからといって、中国にうわぁーと行っちゃったけど、今は中国も人件費が上がって、また、生産も日本に戻ってきつつある。やっぱり日本製は、金具ひとつにしてもいいと、みんな気づいたんですよね。でも、その間に、日本の工場さんは体力がもたなくて、つぶれちゃって。まぁ、私たち、消費者も悪いんだけどね。金具じゃなくても、他の商品だって、安いからといって、そっちを選んじゃったんだから。でも、一度つぶれたものは、もう元には戻りません。」

金具だけではなく、日本製の材料を使って、日本で生産していると、よく似た状況にぶつかります。糸屋さんがつぶれたから、染色屋さんがつぶれたから、この生地の生産は終了します。とか、工場さんも儲からないしやめちゃったとか。
たしかに、そうです。私も安いからといって、買い物することはよくある。
でも、何だかな…日本のよいモノは、やっぱり残って欲しい。
複雑な気持ちと、私も微力ながら頑張ろうと思ったのです。