yoo bird diary

yooが自由気ままに書くブログです

ピアノの先生

娘は4才からピアノを習っていて、今年の夏もピアノの発表会がありました。

少し変わった発表会で、子どもの演奏の後に、その子が1年間、どんな風に成長したか、どんな風にピアノと関わってきたかをお話しされます。

子ども達全員の演奏が終わると、子どもの合唱があったり、先生の旦那さんも楽器をされているので、ご夫婦での演奏があったり、ご自身のピアノの演奏があったりします。

また、先生夫婦は、東京にお住まいのころ、楽団に所属されていて、その頃のお友達の演奏があったり、ある年の発表会は、もう成人されている息子さんのエレキギターの演奏があったりで、ただ、ピアノの演奏を発表する会というより、ピアノの発表会を通して、音楽を楽しむことを、私たち親、子ども、そして、演奏を見に来てくれている方に、教えてくれるような場なのです。

先生の楽団のお友達、5名ぐらい、毎年ではありませんが、日程が合えば、わざわざ、新幹線に乗って東京から来てくれ、私たちを楽しませるような演奏をしてくれます。

ピアノを上手く弾くテクニックではなく、自分の音楽を表現することに、重きを置いてレッスンをしていて、自分と誰かを比較したり、競争することなく、自分の音を奏でる。

そして、先生はいつも、ピアノを通して、音楽通して、人生を豊かにして欲しいと言われます。
先生自身が音楽を通して、離れていても演奏に来てくれる友達に囲まれ、家族で仲良く音楽を演奏したりと、豊かな人生を送っているので、その言葉に、とても説得力があります。
きっと、私だけでなく、娘も感じていると思うのです。

ピアノも、もっと上手くなりたいと、月に1回、東京まで行き、自分より年下の若い先生に習っているとのこと。たしか先生は、50代半ばのはず。
ピアノだけではなく、他に興味があること、自分のやりたいことを、思いっきりしている。
いつもお会いするたび、自分自身を生きている方だなと思うのです。